波佐見焼の基礎知識と日常での使い方
波佐見焼は長崎県波佐見町を産地とする磁器です。江戸時代から庶民の日常食器として作られてきた歴史があり、丈夫で使いやすいことが特徴です。近年は若い作り手が増え、シンプルな形のものが多く作られるようになりました。
波佐見焼の歴史と特徴
波佐見焼の生産が始まったのは17世紀初頭です。有田焼と産地が近く、長らく「有田焼」として流通していた時期もありましたが、2000年代以降に「波佐見焼」としての認知が広まりました。
磁器は陶器と違い、素地が白く緻密です。吸水性がほぼなく、汚れが染み込みにくいため、食器や小物入れとして使いやすい素材です。
釉薬の種類と見た目の違い
波佐見焼に使われる釉薬はさまざまですが、当店で取り扱っている香皿は灰釉一色です。灰釉は木灰を原料とした釉薬で、焼成温度や窯の雰囲気によって色が変わります。同じ型から作っても、焼き上がりが一点ごとに違うのはそのためです。
青みがかったグレー・温かみのある白・わずかに緑がかったもの。今回の入荷分12枚も、それぞれ少しずつ表情が違います。
日常での使い方
香皿として使う場合は、お香を立てる前に少量の水を張ると灰が飛び散りにくくなります。アクセサリートレイとして使う場合は、指輪・ピアス・ヘアピンなど小さなものをまとめるのに適しています。
電子レンジ・食洗機の使用については、釉薬の種類によって対応が異なります。当店の香皿は電子レンジ非対応です。ご購入時にご確認ください。
波佐見焼は「特別な器」というより、毎日使うことで良さが分かる磁器です。当店の香皿も、棚に飾るより手の届く場所に置いて使ってみてください。